「伊勢に旅行に行くけど、美味しいグルメの情報が知りたい!」
または「うどんには目が無い!」
という方に向けてこの記事は書いています。
伊勢市内の河崎という街で『宿屋伊勢ピット』を経営しています”長田圭介”と申します。
さて伊勢にはご当地のグルメがいろいろとあるのですが、中でも有名なのが「伊勢うどん」
伊勢うどんの定義は、どうもしっかりとは決まっていないようですが、特徴としては以下の2点です。
①太くコシがない麺
②たまり醤油に出汁を加えた黒い濃厚なタレ
そう!強いコシとさっぱりつゆの讃岐うどんの真逆を想像していただければと思います。
普段は讃岐うどんを食べる圏内の方からすると、初めて食べた時はびっくりすると思いますが(私もそうでした)、これが結構クセになる美味しさ。
今では週に一度は伊勢うどんを食べるようになりました。
そんな伊勢うどんですが、市内(伊勢志摩地方)では多くのお店で食べることができます。
今回は伊勢うどんを週イチで食べる私の、極私的ではありますがオススメのお店を紹介していきます。
”あなた”の旅行の参考になれば嬉しいです。
目次
ちとせ
最初に紹介するのが『ちとせ』
近鉄の宇治山田駅からすぐです。
見てください、このレトロな雰囲気の佇まいを!
店内も昭和の雰囲気そのもの。
女将さんが迎えてくれます。
『ちとせ』のタレは、なんと仕込みに3日もかけて作るそうです!
真っ黒な見た目(伊勢うどんはどこも黒いですが)とは裏腹に、まろやかで程よく甘くとても奥深い味がします。
麺も極太でふわふわ(意外と食べ応えがあります)
THE伊勢うどんを味わうならば、まずは『ちとせ』をオススメします。
つたや
次に紹介するのは『つたや』
創業は70年以上前でこちらも老舗の伊勢うどん店です。
伊勢育ちの方は”つたや”といえばレンタルの”TUTAYA”より、伊勢うどんの”つたや”が先に思い浮かぶそうです。
ちなみに『つたや』のあるのは伊勢河崎なので、私の『宿屋伊勢ピット』からも徒歩で3.4分です。
(一番よく行くお店です)
『つたや』のタレは鰹節と煮干しと昆布を複数種使い調合しているそうで、まろやかな中にも出汁感がしっかりとしています。
また仕上げに熱した金属板をさっと通すことで、臭みをとっているそう!
ノーマルの伊勢うどんはもちろん、ガッツリとした焼き豚伊勢うどんを食べたい方は、ぜひ『つたや』へ行ってみてください!
やとや
現在『やとや』は休業中です(期間不明)
物販の『匠の一座』は営業しています。
こちらは外宮参道にある『やとや』
伊勢うどんの専門店ではなく、お米を中心としたお土産や食事を提供するお店です。
店前の食事メニューを見ると、とても気になる一品があります!
少し小さくて申し訳ないですが、メニュー表の真ん中あたりに”巾着伊勢うどん”なるものが!
おでんの餅入り巾着の中身を餅ではなく”伊勢うどん”にしてしまったアイデアメニューでした!
麺はフワッとした伊勢うどんそのものですが、タレは巾着(油揚げ)がある分、あっさりとしています。
ボリューム的には少なめですが、外宮お参りの腹ごしらえには丁度良いサイズ。
ちょっと変化球な伊勢うどんを食べてみたい方は『やとや』の巾着伊勢うどんをどうぞ!
ふくすけ
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伊勢神宮参拝の前にうどん屋 #伊勢神宮 #伊勢うどん #ふくすけ
内宮周辺(おかげ横丁)で伊勢うどんと言えば『ふくすけ』です。
江戸時代にタイムスリップしたかのような、最高の雰囲気でたべれます!
注文口でオーダーを終わらすと、木札が渡され商品を交換します(レトロなフードコートのよう)
ふくすけの麺は自家製の手打ち麺で、これまでのお店よりモチモチした食感です。
タレはかなりマイルドで甘め。
大勢の観光客が訪れるおかげ横丁内にあるので、伊勢うどんに馴染みのない方も食べやすく仕上げている感じがします。
伊勢うどんは優しい?
ここまで、極私的ではありますが伊勢うどんのオススメ店を紹介してきました。
「ところで伊勢うどんの麺って、何であんなに柔らかでコシがないのか知っていますか?」
実は江戸時代、多くの参拝客が訪れた際に、待たせず素早く提供できるようにと工夫したことがルーツのようです。
そう!伊勢うどんの柔らかさは、伊勢の人々の優しさから始まったんですね!
「そんな優しい伊勢うどんをぜひ食べにきてください」
今回の記事は以上になります。
購読ありがとうございました。
※私の経営する「宿屋伊勢ピット」のリンクです↓↓ぜひ伊勢ピットにもお越しください。