伊勢ピット6周年 2024年を振り返る。

約4分

クリスマスが終わり2024年も最終盤。年始を迎える支度で皆さん忙しいと思います。
↓伊勢ピットも玄関のしめ縄を2025年用に変えたり、新年の支度中です。

宿屋伊勢ピットは2019年の元旦が開業日なのですが、営業の認可が降りたのが2018.12.25ということでクリスマスを勝手に誕生日としています。

あれからまる6年が経ち7年目に入りました。

今回は簡単に伊勢ピットの歴史と、2024年の営業について振り返っていきたいと思います。


宿屋伊勢ピットの歴史

・2019年・・・SNSとHPの自社のみでの集客活動ながら初年度目標120%達成!順調な船出で忙しい日々でした。

・2020年・・・コロナ元年。三重県が緊急事態宣言中は休業。また集客活動もSNSでの誹謗中傷が酷く自粛(一部アカウント削除)

・2021年・・・年間通して緊急事態宣言やまん延防止が発令されていた年。宿は営業していたが集客活動は引き続き自粛。このころ時間を見つけては当時は今ほど浸透していなかったギグワークを始める(ギグワーク=タイミーみたいなことです)

・2022年・・・宿の集客の目処が立たないので名古屋へ移住。伊勢ピットは存続してはいたがリピーターさんのみ宿泊を受ける形にし大幅な営業縮小。

・2023年・・・5月にコロナが5類になりようやく旅行需要が回復期へ。伊勢に拠点を戻しピットも再開したが全くゲストさんが来ずほぼアルバイトしていた。

・2024年・・・楽天トラベルに参入。2019年以来久しぶりに旅館業だけで生計が立てれた。

上記にような感じで、2019年の順調なスタートからコロナ禍20-23年の4年間は暗黒の時期でしたが、2024年は楽天トラベルの力を借りて復活しました。

今だから言えますが、2024年の始めに楽天トラベルに参加申請をお断りされていたら、その時点で廃業を考えていました。

そのくらい自分の力だけではどうにもならないところまで追い込まれていました。

ほんとに参加申請を受けてくれた楽天トラベルには感謝。また2024年に来てくれたゲストさんにこの場を借りてお礼申し上げます。


2024年を振り返る

2024年のゲストさん組数は308組でした。
楽天に参入した際の最低目標が年間300組だったのでギリギリでクリアした形です!

稼働率にすると28.1%でした。

過去にリゾートホテルやビジネスホテルで働いていた経験から、自社HPやSNSから予約:旅行サイトから予約の割合は1:9くらい。

なので楽天に参入すれば少なくとも2019年の倍は集客できるのではと考えていましたが、ちょっと考えが甘かったですね。
※2019年は自社集客のみで223組

ただし下半期(7-12月)は185組ほどの利用いただいていて、下半期に限れば稼働率はいい感じです。

上半期が伸びなかった理由はまだ完全固定価格制にしていたので、休日は利用いただいても平日が周辺のチェーンビジネスホテルと変わらない価格になってしまい割高感があり利用されませんでしたね。

早いところ変動価格制にしておけばよかった・・・。


余談ですが収益を言うとほぼトントンです(汗)
生きていくのに精一杯で設備や人に投資する資金が自力でこのままでは作れません・・・

2019年の開業時の計算では年間250組(月20組ほど)が損益分岐でした。
当時と比べると物価が高騰し宿泊代も少し値上げさせてもらったのですが、それ以上にインフレが進んでしまった感じです。

なのでこのままの価格設定で営業するならば年間360組(月30組)。
稼働率33%ほど達成しないといけない計算になります。

2025年はこの稼働率33%を目標に、また付加価値をつけて客単価(お部屋単価)を多くいただけるよう努力していきます!

まずは2024-2025年末年始の営業が何事もなく終わるといいのですが・・・。

それでは2025年、宿屋伊勢ピット7年目もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えください。


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