島田紳助さん「XとYの法則」を深掘りして考えてみる。

約3分

元タレントの島田紳助さんが芸能界を引退して早10年。
僕は紳助さんが大好きでした。

そんな島田紳助さんが芸能界のトップで活躍していた頃、吉本興業の若手芸人に向け講義をした模様を収めた「紳竜の研究」というDVDがあります。
「芸人として売れるために必要なこと」を紳助さんが熱く語る講義が収録されています。

この講義の中で「XとYの法則」という、芸人だけではなく全ての人にとっても大切なことを語る場面があります。


簡単にXとYの法則をまとまると
○Xは自分の強み(好きなことや得意なことなど)
○Yは世の中のトレンドやニーズ
=競争に勝ち長く生き残っていくにはXとY2つの要素を合致させ、それを続けていかなければならない。

自分の強み何かをしっかりと理解・構築し、それを時代のトレンドやニーズに合わせ続けていかなければ長くは生き残れない。

本当にその通りだと思います。
X・(自分の強み)がわかっていないと、「そもそも何を努力したら良いのか」がわかりませんし、好きではないこと・得意ではないことをずっとし続けるのはしんどいですよね。
Y・時代のニーズに合わせて自分も変化をしないと、ひとりよがり状態になってしまう。


XとYの法則の概念はおわかりいただけたと思いますので、ここからは僕なりに少し深掘りして考えてみたいと思います。

紳助さんのおっしゃるX・Yの理想系がおそらく下の表のような状態。

自分の強み(X)も時代のニーズ(Y)も最も高い位置、つまり左上あたりに居続けないと競争に勝ち長く生き残るのは難しい。
その通りだと思います。

ただしこれは非常に難しいことでもあり、特にY軸を常に時代に合わせて変化し続けるのは僕には至難の技だなぁと思うわけです。
そこで僕なりの理想のXとYの状態が下の表です。

X軸は最も高い位置にあるのは紳助さんのと同じですが、Y軸がだいぶ中心側に動きましたね。
これが僕の理想とするXとY『自分の強みは最大限に活かすけど、ニーズやトレンドはほどよく追う』です。

もっと言えば「トレンドと自分のしていることの”ズレ”を把握しておけばOK」です。

宿泊業で例えれば、コロナ禍以降「ワーケーション」や「マイクロツーリズム」などがトレンドになりましたが、僕は一切この層にはアプローチしませんでした(特に伊勢市はワーケーションを推奨していて参加すればかなりの補助が受けれましたが・・・)

理由は簡単で伊勢ピットは普通の観光旅行者にメインで利用してほしいから。
その一般旅行者層とトレンドになった「ワーケーション」「マイクロツーリズム」な滞在者さんとはバッティングすると相性が良くない。

なのでトレンドは追わず、ただしトレンドは理解しておく。
本当のピンチの際はY軸をトレンド側(左)に移動させれば良いわけですからね。

ただしY軸を右に移動すればするほど、客数(SNSフォロワー数やチェンネル登録・視聴回数など何にでも当てはまります)を獲得するのは難しくなると思います。

数を獲得しないで大丈夫なのか??
キーワードは「競争をしない(競争をしなくても良い状態にする)」です。

それはまた次回以降の店主のマインドカテゴリーで書きたいと思います。

XとYの法則のお話は以上です。
紳助さんの講義は一度は見てほしいおすすめの内容なのでぜひ!

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