大阪万博が伊勢志摩観光の競合になっているかも?という話。

約4分

大阪・関西万博(以下”大阪万博”)が4/13に開幕しました。

僕自身は万博は準備の時から楽しみにしていて、すでにGW明けに一度いってきました。
なので万博は個人としては肯定派です。

ですが伊勢志摩の観光業という視点で見ると「大賛成とは言えないかも」と最近感じています。

大阪万博が伊勢志摩エリアの観光の競合になっているかも?・・・


伊勢志摩エリアの旅行者数が減っている

大阪万博が始まった2025年4月のデータですが伊勢神宮の参拝者数が前年同月比で15%少なくなりました。
(伊勢志摩エリアの観光者数はおおよそ伊勢神宮の参拝者数に比例します)

コロナが5類になった2023年の5月以降、前年同月比が下がったのはこの4月が初めてだそうです。
もちろんこの月はカレンダーの並びが悪く、連休がなかったなどの理由のありますが15%は下がりすぎです。

また5月はGW中はかなり賑わった伊勢神宮周辺ですが、そのほかの日は土日も含め例年より空いている印象です。
まだこの記事を書いている段階では5月の伊勢神宮参拝者数は正式にはわかりませんが、おそらく前年同月比15-20%くらい少なくなっていると予想しています。

伊勢ピットの予約が不調

2024年2月より楽天トラベルに参加して以来、休日は(土曜や3連休の2日目まで)80%稼働率がアベレージでした。
2025年の1月〜3月に絞れば稼働率は95%。休日はほぼ間違いなく満室になることが当たり前でした。

それが4月以降の休日(万博開幕の4/13以降)は稼働率50%にも届かない状況です。
5月は流石にGWの5/3.4.5は満室でしたが、その分ほかの休日は稼働が悪いです。

またこの記事を書いている段階で7月末まで予約を受けていますが、満室なのは7月3連休の伊勢花火の日のみ。
他はまだ1件も予約のない日もあるという3月までの状況とは一変してしまいました。

悪いレビューなどがあったのかと思いましたが特にそのようなこともない・・・
(集客努力不足はあるかもですが)


上記のように伊勢志摩エリア全体としても伊勢ピットとしても、旅行者数(宿泊者数)が大きく減っている。
その要因で真っ先に思いつくのが大阪万博でした。
他にこれだけ旅行者が減る要因は思いつきません。

大阪中心に近畿エリアを訪れる旅行者は万博の影響で国内も海外も大きく今年は増えるでしょう。
ですが近畿エリアからだと伊勢志摩は微妙に離れていて「ついでに伊勢志摩も行ってみる?」には正直なりにくいんですよね・・。

また万博の需要で大阪エリアのホテルなどはかなり高騰しています。
旅行者の予算も結構吸い上げちゃってる感じがします。


伊勢志摩エリアは海外からの観光客が少ないです!

なので4月半ば〜7月3連休前頃までは一年で最も長い旅行閑散期になります(GWを除き)
この時期は、7月下旬から8月の夏のハイシーズンに向けての準備と割り切ってしまえればいいのですが、そんな余裕はありません。せめて前年同月くらいご利用がないと厳しい。

閑散期が終わりハイシーズンになる8月の宿泊予約をそろそろ受付開始する予定ですが、ここも全然予約なかったらどうしよう・・
ちょっと怖いです(泣)

ぜひ伊勢志摩の旅行も検討くだされば幸いです。

※冒頭にも書きましたが僕個人は大阪万博は賛成です。
計画を進めた政府や大阪市、またあの巨大な設備を作った方や会期中運営をしているスタッフさんに敬意を表します。


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