予約の仮抑え(買い占め)行為に徹底対処します!

約4分

突然ですが宿屋伊勢ピットの店主の僕『たいへん怒っています!』
というのは、2025年5月の売り上げが悪すぎる!

「え、そんなのお店としての努力が足りないのでは?」と突っ込まれそうですが、それは認めます。
また、大阪万博や和歌山アドベンチャーワールドに観光客が流れてしまっている今年限定の不調要因もある。

しかしそんな不確定要素より明確な理由があるんです。
それは『特大の予約仮抑え(買い占め)行為』が起こってしまった・・これにつきます。

今の感情を率直に表したく、本記事はやや言葉使いが荒くなるかもしれませんがご了承ください。

予約の仮抑え(買い占め)とは、ゲストがはっきり宿泊する日程が決まっていない段階で、とりあえず候補の日程をいくつか仮予約する行為です。
この仮抑え行為について宿屋伊勢ピットでは「やめてほしい行為ではあるが違反ではない」
(というか仮抑えかどうか宿側からは断定できない)とこれまでしてきました。


5月の予約仮抑え(特大)について

5月はGW除くと宿泊業的な休日扱いとなる土曜が4日ありました。
その土曜含む金曜との2泊×4セット=8泊を1組で予約する強者が現れたのです・・・。
(下のカレンダーで赤枠のところ)

僕も宿泊業に携わって10年の経験があります。
こんな形の予約をしてくる人は99%仮抑えで、どこか1日(1セット)来ればまだいいほうで、他の宿泊施設にも同じようなことをしていて全てキャンセルなんてこともザラ。

※極々稀に全てしっかり宿泊する方もいると思いますがその辺はご了承を。

予想通りこのゲストは予約は全てキャンセル(キャンセル料のかからないギリギリまで予約は保持)

旅行ハイシーズンであればキャンセル後でもご新規予約でなんとかリカバリーもできたかもですが、5月はGW以降は閑散期です。結局仮抑えされていた8日のうち2日しか新規さんは予約がありませんでした。

金額的なおおよその被害額を言えば8日トータルの仮抑え額が¥120.000。
金曜の平均稼働が40%、土曜の平均稼働が80%なので平均稼働60%として¥120.000×0.6=¥72000
2組のご新規の売り上げが¥24.000なので¥72.000-¥24.000=¥48.000

ざっとの計算ですがこの仮抑え行為で¥50.000ほどの損害が出たと思っています。


仮抑えの対処について

今回のゲストは稀に見る特大の仮抑え行為でしたが、もしこんなことをする人が仮に10人いれば伊勢ピットは危機的な状況になります。
なので明確なルールを2025年6月1日より適応します。

①.初めて伊勢ピットを利用する方は同じ月内での予約は1回まで(かつ同じ月内での滞在は最大3泊まで)
②.①の範囲を超える予約を受ける際は該当月の宿泊料全額分のデポジットを預かる。
※デポジットは実際に宿泊された際に店頭にて返金。ただしキャンセルされた場合はキャンセルのタイミングにかかわらずデポジットの返却はしない(通常のキャンセル料は徴収しません)
③.リピーターさんは①を超える場合も基本予約可(ただしあまりに予約の日程が多い場合は連絡させていただき応相談)

上記のように徹底させていただきます!

※現在予約を受けている全てのゲストを精査し、上記該当する方には連絡させていただきます。


今回は2025年5月にあった稀に見る特大の仮抑え行為と、その対処についてでした。

開業時からこの予約仮抑え行為はありましたが、今年の3月からご新規さんは支払いをクレジットカード事前決済オンリーにしてからかなり減っていたので油断していましたね。

宿泊施設からすれば在庫数に限りがある(急に増やすことが不可能)部屋という商品を、泊まりもしないのに独占されてしまうと売り逃しになります。伊勢ピットは客室3部屋しかないですし。

また宿泊を検討している他のゲストからすれば泊まってみたかったけど在庫がない(予約が空いていない)つまり買い逃しになります。

仮抑えはをする人は予約する本人以外都合、宿泊施設や他のゲストのことを想像できていない人です。

このブログでは度々書いていますが、他人のバックグラウンドを瞬時に想像できる人になりたいと僕は思います。
またそのような人に宿屋伊勢ピットは利用していただきたいと思っています。


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