予約の仮抑えについて。

約3分

皆さんは宿泊の予約をする際に「仮抑え(仮予約)」をしたことがありますか?

仮抑えとは2024年のお盆休みを例にすると、8/10(土)と8/17(土)チェックインの両方をとりあえず予約しておき、正式に日程が決まったら片方はキャンセルするみたいな感じのことです。

今回はこの仮抑えに関するお話。


伊勢ピットとして見解

まず宿屋伊勢ピットの見解を言いますと「できれば日程が正式に決まってから予約をお願いしたい」
と思っています。

なぜなら伊勢ピットはシングル・ツイン(2人用)・グループ(3.4人用)の客室が各1室、合計3部屋の小さな旅館です。

仮抑えをされてしまうと、その日程で宿泊を検討されている他の方が泊まれなくなってしまうわけです。
おそらく、一度予約不可の案内をされてしまうと、”ピット指数”の高いゲストさん以外は他の宿に行ってしまうでしょう・・・。

要するにこちらとしても販売機会ロスになり、宿泊を検討しているゲストさんからしても購入機会ロスになります。

ただしこの仮抑え行為は違反かというと、できればやめてほしいけど違反とは言い難いのです。
そこで伊勢ピットでは仮抑え(と思われる)予約を発見した場合は以下のようなメールを送ることにしています。

〇〇さま
ご予約状況を確認をしていたところ、○月/○日・○月/○日の2つの日程でご予約いただいていますが間違いないでしょうか?
両日程とも他の方からもお問い合わせをいただいていますので、片方は間違いでしたらお早めにキャンセル連絡お願いします。
もしお間違いでなければ、このメールに返信は不要です。

ということで伊勢ピットの見解でした。

ちなみに上でも書きましたが仮抑えは違反とは考えていません。あくまで「しないでほしい」というお願いです。
ただし、ゲストさん側の「キャンセルし忘れ(予約重複)」になるリスクもありますのでご注意を。


大型のホテルなどでは?

伊勢ピットでは上記のような見解でしたが、大型のホテルや旅館などではどうでしょうか?

僕は伊勢ピットの開業前に100室程度のリゾートホテルやビジネスホテルで働いていた経験があります。
あくまで僕の働いていた施設ではですが「誰が泊まりにくるかなど気にしていない(コアユーザーは除く)」でした。

なので仮抑えをしたとしても、そもそも宿側が気が付かないことが多いと思います。

とはいえ先ほども書いたように、ハイシーズンなど予約が埋まりがちな時などはホテル側からすれば販売機会ロスに、宿泊を検討している他のゲストからすれば購入機会ロスになるかもしれません。

なので伊勢ピットの見解同様「できれば日程が正式に決まってから予約」が正解だと思います。


ということで今回は「仮抑え(仮予約)」に関するお話でした。

よくこのブログで書くことですが、人のバックグラウンドを瞬時に考えれる人と関わりたいと思っています。
仮抑えは違反では無いかもしれませんが、人のバックグラウンドを考えた行為ではありません。

この場合、①予約本人の都合 ②宿泊施設のこと ③宿泊を検討している他のゲスト
この3つの関わりを想像できる人が増えればいいなぁと思います。

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