この記事は2023.1.4に書いています。
2023年になり、三が日も終わりまして通常の動きになる方も多いと思います。
宿屋伊勢ピットの年末年始ですが(12/29-1/3の6日間)特別忙しくもなく、また暇でもなく通常の土日が続くくらいの感覚でしたね。
年末年始にお越しいただいたゲスト様、ありがとうございました。
ちなみに開業以来4度の年末年始はこんな感覚です。
2019→2020「大忙し」
2020→2021「ノーゲスト」
2021→2022「そこそこ忙しい」
2022→2023「ちょっと忙しい」
で店主の僕ですが、年末に体調を壊しまして『ぼぼ寝てました(汗)』
なんとか宿の清掃とチェックイン業務はでき、臨時休館みたいな自体は免れましたが、ゲストさんには気を使わせてしまい、またお構いもできず(本来ならばおせち料理とかも作る予定でした)申し訳ない気持ちです。
体の頑丈さには絶対の自信がある僕なのですが、この年末年始の体調不良は明確に原因がありまして、それを以下で書いていこうと思います。
僕自身、体調不良で寝込むなんてことは4年ぶり。
前回は2018年12月、3ヶ月間の宿屋伊勢ピットの開業準備で心身ともに限界を超えたのでしょう。インフルエンザにかかり一週間くらい寝込みました。
身体(心も)が限界を超えると割と大きめな体調不良を起こす。人間40年くらいやっていれば自分の限界もわかってくるので、「あ、これ以上はやばいな」って感覚が身につくもの。
今年も色々忙しかったですが限界に達する前にリフレッシュしていたので、今回の体調不良は前回のような「無理」が原因ではありません。
では何が原因だったか・・・それは「飲酒」です。
僕はお酒が全くと言っていいほど飲めません。
少量でも飲むと、まるで徹夜したかのような強烈な眠気がすぐに襲ってきて、眠りに落ちてしまいます。
会社勤めの頃はお酒を飲み夜の繁華街で寝てしまい、起きたら身の回りのものが無くなっていたなんて失敗もしました。
なので基本飲み会には行かず、全員参加のような会では”飲んでいるふり”でなんとかやり過ごしてきました。
宿屋伊勢ピットは「飲み交流」みたいなスタイルの宿にはしていません。
お越しいただくゲストさんもそれを理解してくれていて、飲むなら内輪でみたいな方が多く「一緒に飲みましょう」みたいなノリの方は少なく、また「飲めない」ということを伝えれば、無理に飲ませてくる方はほぼいません。
しかし、12/29(年末年始営業スタートの日)にきたゲストさんは違いました。
ご本人がこのブログを読んでいるかわかりませんが、あえて読めば気づくよう書かせてもらいます。
午後の9時頃、夕食からお戻りになった際、かなり酔っている様子でした。
それでもまだ飲み足りないのか、買ってきたお酒をリビングで飲み始めます・・・この時点で嫌な予感がしました。
そしてやはりきました「店主(僕のこと)一緒に飲もう!」のお誘い。
僕「ごめんなさい、僕はお酒が飲めませんので」
「わかった。じゃ、とりあえず一緒に話そう」
嫌な予感もありつつ、お酒無しならいいかと思いリビングでゲストさんと会話し始めます。
が時間が進むにつれ、一杯くらい飲もうのゴリ押しが始まり、断ると怒り出す始末。
運が悪いことにこの日はそのゲストさん1人だけで「他のゲストさんの迷惑になるんで」の必殺ワードの使えない・・・。
怒りを抑えるために、その一杯を飲んだのが運の尽き・・やはり強烈に眠気がやってきてリビングでいつの間にか眠ってしまいました。
気がついたのは夜が明ける前の4時ごろ(日付は1/30の早朝)なんとリビングで5時間くらい寝てしまっていました。
ゲストさんは部屋に戻って寝た様子(ご丁寧にリビングの暖房は切ってある)
そして体に違和感が!
まず喉がめちゃ痛い、そして身体中悪寒がする。
完全に風邪の初期症状です。
とにかくお風呂に浸かり少しでも体を温めて、ちゃんと布団で寝てしまおう。
4時間ほど寝て起きましたが時すでに遅しだったか、強烈に頭痛そして完全に熱がある感覚。
町医者的な医院はすでに30日は診察していなかったので、近所のドラッグストアで風邪薬や解熱剤やら栄養ドリンクを大量購入。
その効果と自分の回復力にかけるしかありませんでした。
30.31.元旦の朝くらいまでが体調悪いピークでしたね。
その間は宿業務だけで限界で年始の買い物などに行けず、正月飾りやお節料理などの準備もできませんでした。
お正月っぽいことを期待してきてくれたゲストさんには、ほんとに申し訳ない気持ちでした。
元旦の夜頃から徐々に回復していく感じが肌感でもわかり、ようやく2日の箱根駅伝が始まる頃にはほぼ体調は正常に。
想定される最悪な事態「臨時休館(宿振替)」はなんとか起こすことなく年末年始営業を終えた感じです。
ということで、僕としてはかなりキツい2022→2023の年末年始でした。
最終的にはゲストの怒りに負けてお酒を飲んでしまった僕が悪いのですが、今一度お願い。
『無理に飲ませないで!』
現状は酔って宿の備品などを壊した場合は実費で弁償してもらう規約はあるんですが、強要飲酒禁止の規約も設けないとダメかなぁなんて今回のことで思いました。
ひとまず、成人の日の3連休もあるので体調管理には注意して過ごそうと思います。
皆さんも年始早々に風邪など引かないようにお気をつけて・・。
宿の詳細やご予約はHPよりお願いいたします。