警察の出動を要請する出来事がありました!

約4分

今回は表題の通り、警察の出動を要請する出来事があったので記事に来ておきます。

※過去何度か警察沙汰になった出来事はありますが、あくまで営業時間外で(例えばゲストが営業に支障が出るような備品の破損をしたにもかかわらず逃亡したので被害届を出したなど)今回は開業以来初めての営業時間内のお話です。

AM 0:00客室から水漏れがしている!

いつものように午前0時の戸締り確認をしていると、2階の客室から水がめちゃ漏れている!
水は廊下を水浸しにし、他の部屋にも侵入しそう。

これはまずいと思い、水漏れしている部屋のドアをノックし開けていただくように声をかけたが既に寝てしまっているようで
返答なし。

やむ得ずマスターキーでドアを開けて部屋に入ると、客室に設置している冷蔵庫の上に飲みかけの缶やグラスがたくさん置いてあり、そこが水漏れの発生源と断定。同じ場所に置いてあった備品の本やタオルなどもびしょ濡れになっていた。

ひとまず水漏れを拭き取ると、この水の正体は「お茶」
これが糖分の入ったジュースやお酒だと、床の清掃やびしょ濡れになった冷蔵庫の清掃などかなり大変なのですがひとまず大惨事にはならなそうなのでホッとする。

AM 0:15ゲストが目を覚ます。

そうこうしているうちに、水漏れしていた部屋のゲストが目を覚ます(かなりお酒も入っているようで状況が理解できていないよう)

ひとしきりあったことを説明し、びしょ濡れになった備品の本やタオルは弁償してほしい旨を伝えましたが、「こちらがこぼした証拠がないのでこちらに非はない。なので弁償はしない」と返答が・・

確かに冷蔵庫の上の缶やグラスはどれも倒れていなかったが、客観的に見て冷蔵庫の上がびしょ濡れになっている以上ゲストがこぼしたのは明らかです(水漏れが冷蔵庫の中なら機材トラブルもあり得るが”冷蔵庫の上”ですからね)

こちらとしてもこれは引き下がれないので

①非を認め濡れた備品の弁償をしていただく。
②弁償を拒否するなら退館いただく。

の2つの選択肢を与えたのですが、やはり「こちら(ゲスト)がこぼした証拠がない以上①はしない。また非がないのに退館させられるのはおかしいとの返答。

AM 0:30警察に出動要請

話はお互い平行線で、またゲストがヒートアップし声も大きくなり館内で寝ている他のゲストさんも起きてしまったので、
一旦2人で外に出て警察に出動要請することにしました。

伊勢ピットは伊勢警察署がめちゃ近いのでお巡りさん2名がすぐに来てくれました。

ひとしきり事情聴取・・・。こちらの言い分はゲストがお茶をこぼし備品を数点ダメにしたのは明らか。なのでその弁償をしてもらうか、弁償を拒否するなら退館してもらいたいことを改めて伝えました。

お巡りさんの意見も冷蔵庫の上で水漏れしていた以上、ゲストがこぼした(無意識に倒れたグラスは戻した?)のは客観的に見て明らか。「弁償するのが筋では?」とゲストを説得してくれました。

ゲストもようやく自分の非を認め、破損した備品代をお支払いいただきました。


反省点

という感じで水漏れ事件は発見から1時間と少しで解決しました(お巡りさんありがとう!)

今回の僕(伊勢ピット)の反省点としては、漏れていた水分が何かを断定する前に客室に入ってしまったことです。
結果的にはお茶だったので、廊下の水分を拭き取って他の客室の入らないように土嚢みたいなものでも置いておけばひとまずOKだったかも(これがジュースやお酒だと一刻も早く全て拭き取らないとなので発生源を特定しますが)

気持ちよく寝ているゲストからすると、状況が把握できない「なんでこいつ勝手に部屋入ってきてるんだ!」と感じたと思います(かなりお酒も入っているようでしたし)

結果それがゲストの逆鱗に触れ、「俺は悪くない!」と意固地になってしまったかなっと・・。

今後はこのようなことがあったら

①水漏れの成分を特定
②水やお茶類なら土嚢などで対処し客室へは入らない。それ以外のジュースなどであれば発生源を特定し清掃する(場合によっては今回のようにマスターキーを使用することもあります)
③お互い状況確認が冷静にできる状態になってから賠償などの対話をする

という感じで対処します。
今回はいい勉強になりました。

とはいえ事件に全く関係のないゲストさんは、夜中起こしてしまい申し訳ありませんでした。

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)