宿屋 伊勢ピット

伊勢でゲストハウスを営む私が伊勢神宮「別宮」を案内します!

約5分
[2019.3.7最終更新] 「せっかくお伊勢参りをするのだから、伊勢神宮をもっと知りたい!」
または「神社を巡るのが好き!」
という”あなた”に向けてこの記事は書いています。

伊勢市内で『伊勢ピット』というゲストハウスを経営しています”長田圭介”です。
「よろしくお願いします!」

さて、伊勢神宮。
この名称は実は総称で、伊勢志摩地方に点在する125社を伊勢神宮と本来呼びます。
でも、皆さんが思い描く伊勢神宮は、おそらく内宮(ないくう)だと思います。

有名な内宮宇治橋前です

そして、伊勢神宮は外宮→内宮に参拝するのが正しいということも、結構な方がご存知と思います。

こちらが外宮の正宮

この二つには「正宮(しょうぐう)」と呼ばれる建物が存在します。
この正宮が最も位の高い神様がお住いの場所で、その下に別宮→摂社→末社→所管社
という神社の位が存在するんですね。

今回に記事では正宮のある外宮・内宮の次に位の高い場所である「別宮(べつぐう)」をご案内します!
伊勢神宮125社全てに参拝するのは旅行ではかなり難しいですが、正宮+別宮であれば可能です。
ぜひ、せっかくのお伊勢参り。別宮までご参拝頂きたい!

別宮は14社あります!

正宮は2つ、外宮と内宮です。
そして別宮は全部で14社あります。

↑の表の通り、内宮の別宮が10。外宮の別宮が4あるのがわかります。

別宮14社のほとんどは外宮と内宮の境内かその近くにあるので、意外とさくさくと回れます。
次の項からは別宮全14社の中でも、特にオススメな3社を書いていきます!

伊雑宮(いざわのみや)

私が個人的に一番好きな別宮です。
それは別宮の中で唯一”御神田”を持っていて、その景色がとても美しいから。
御神田は神様にお供えするお米を作るための田んぼ。
毎年6/24に御田植式が行われます。

伊雑宮の御神田

この景色「とても美しいですよね!?」
特によく晴れた夕暮れの時間は最高ですよ!

しかしながら伊雑宮は志摩市にあって、伊勢市街から若干遠いです。

ただ観光の王道ルート上にありますし、車がない方でも近鉄上之郷駅からすぐなのでアクセスはしやすいかなぁと・・。
賢島方面に行く際は通る道ですので、是非とも伊雑宮のお参りもしてみてはいかがでしょうか?

瀧原宮(たきはらのみや)・瀧原竝宮(たきはらならびのみや)

奥が瀧原宮、手前が竝宮

この瀧原宮・瀧原竝宮(以下瀧原宮)の魅力は、「その立地ゆえ参拝客が少なく神聖な雰囲気がすごい!」ということ。

というのも、瀧原宮がある場所は伊勢神宮(内宮)から40kmほど離れた大紀町の山の中。
観光のルートからも外れているので、とても静かです。
かなりの神社ファンしか訪れないからこその素敵な雰囲気!

そして境内がとっても広いのも魅力。
「清々しい感じになれる」という点では、内宮以上のものがあります。

一直線の長い参道・・誰もいません

車があれば国道42号沿いです。

公共交通機関でアクセスするにはJR紀勢線「滝原駅」から徒歩20分くらいで行けるのですが、なんせ本数が少ない!
ので乗り継ぎの時刻だけ注意しましょう。

でも苦労して行く価値のある場所です!

多賀宮(たがのみや)

目の前の巨木が!

外宮の境内にある多賀宮です!

ここはお宮の雰囲気もですが、目の前の巨木がすごい!
いったい直径どのくらいあるんだろう?樹齢はどのくらいなのだろう?
いろいろと気になります。

あ、よく神宮の木に抱きついて写真撮ってる方いますが、本来はマナー違反ですw
(神様の物に抱きついているということらしい)

多賀宮へは、少し急な階段を登らないといけません。
お子様連れの方などは気をつけてください。

外宮・内宮だけじゃない!別宮だって魅力的!

別宮に向かう道で見た美しい景色

ここまで伊勢神宮の別宮についての案内を書いてきました。

私自身もそうだったように、初めてお伊勢参りに来るほとんど方は内宮・外宮は知っていても別宮は知らない方が多いと思います!
もちろん内宮・外宮参りだけでも十分に幸福と感じられるでしょう。

でも、「もう少し余裕がある”あなた”はぜひ別宮もお参りしてみてください!」
きっと、あまり知られていない景色に出会えますよ!

今回の記事は以上で終わりです。
購読ありがとうございました。

※私の経営する「宿屋 伊勢ピット」も合わせてご覧いただけると嬉しいです!

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