長かった境界問題解決!

約3分

2018年に関東から伊勢に移住して4年半、今のような戸建て住宅(旅館だけど)に住むのは人生初で、都会暮らしの時はずっとマンションやアパート暮らしでした。

マンションなどの共用住宅では(おそらく)起こらない土地の境界の問題。
特にこの1年、この境界のことで近隣と盛大にもめましたが、やっと先日この問題が解決したので記録としてブログにします。


2021年末 地籍調査

地籍調査ってご存知ですか?

すごーく簡単に説明すると、自治体が主体で土地の戸籍をしっかり決めようねって調査です。
土地の戸籍(地籍)はまだまだ古いものが多く、所有者や境界が定かになっていない土地がめちゃくちゃ多いので、地籍調査でできればしっかり決めちゃおうってこと。

その地籍調査が2021年末から2022年の初めにかけて、伊勢ピットのある伊勢河崎エリアでも実施されました。


①接道2m問題

まず問題になったのがお隣さんとお向かいさんとの境界です。

伊勢ピットの前の道は私道(所有の道)なのですが、公道に接続するところの幅が2mあると確認した上で購入しました。

この幅が2mあると確認して購入した

それが実際は1.8mしかなかったのです。

この塀のどちらかが(もしくは両方)ピットの道(私道)に侵入して建てられているという認識でした。
が、どちらも自分の土地の上に建てていると主張。

要は皆が自分は正しいと主張し、この件で幾度も話し合いをしていくことになります。

2mが1.8m・・・たった20cmのことでケチケチするなと思われるかもしれませんが、この20cmが重要。

建物には『接道義務』という決まりがあります。
これも簡単に説明しますが「建物は2m以上の幅で4m幅以上の道路に接道していないとならない」

この私道の幅が2mないと、今は特に問題なくても後々面倒なことになるのです。

結局、約1年続いた話し合いは平行線で、最終的には民事裁判でこの境界を決めないとなんて思っていた矢先に更なる事実が発覚します。

②私道の一部に別の所有者がいた

前項で書いた私道の境界についていろいろと調査をしていく中で、実は私道の全てがピットの所有ではないことが発覚しました!

赤枠あたりが他人の所有地

幅2mどうのこうのいう前に、ピットの私道は公道に接していない!

これは市の資料により確実・・・おそらく前所有者の登記が間違っていたのです。

境界問題解決へ

ということで、ピットの対応としては②が確定な以上、①の幅2mでの接道は断念(このことで今は特に問題ないので)現状の塀のラインでそれぞれの境界として確定しました。

②に関してはこの道の所有者さんが現状何も言ってこない(ピットに道を使わせないとか通行料払えとか)ので、とりあえず放置。
何かアクションがあれば対応する形でいいかなっと。

で、②の件はピットの前所有者さんの完全な登記ミス(もしくは故意に隠していた)ことは確実なので、②の件で道の所有者さんと揉める事があれば、前所有者さんには損害賠償などを求めるかも?

とはいえ、約1年にわたる地籍調査からの境界問題が一旦は解決したのでスッキリした気持ちです。

赤いポイントも埋め込まれて境界決定

都会から(マンションなどの共有住宅)地方への移住って色々ありますね・・・。


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