荷物を客室に無断で置いてチェックアウトしてはダメな理由

約4分

ゲストが手荷物を無断で客室に置いてチェックアウトしてしまうことが、宿屋伊勢ピットでも年に数回あります。
(スーツケースやカバンなど忘れ物ではなく、明らかに放置したと判断される物という前提で進めます)

これ、ゲスト側の視点から考えると無断で置いていく理由は主に以下の2つです。

①この荷物はもう使わないので放置して出ていく「処分前提型」
②荷物を預けの許可などいらないと思っている「依頼連絡不備型」

この行為どちらも、宿屋伊勢ピットに限らず宿泊施設ではやってはいけません!

今回はその理由を解説します。


一般的なホテルの対応

チェーンのビジネスホテルや大型リゾートなど、基本年中無休でフロントが24h対応の宿泊施設では、だいたい客室清掃係が発見→フロントへ連絡→フロント係がゲストに連絡という流れになります。

ゲストと連絡が取れる「依頼連絡不備型」であれば受取の方法を決めます。
郵送ならば着払い(当たり前ですがゲストが送料を負担)、または宿泊施設に戻り手渡しです。

※ものすごくラグジュアリーな施設なら指定場所まで無料で届けてくれる所もあるかもしれませんが、僕の働いた経験の中ではこの対応をしていた施設はありませんでした。

受け取り(郵送)にしても、客室係&フロント係に無駄な労力がかかります。
チェックアウト時に正式に手荷物預かりの依頼をしておけば、こんな手間はかかりません。

※特に手渡しの場合は本人確認など、荷物が確実にその人の物かを判断するまでお返しできないので、時間がかかったりすることがあります。

また客室係が発見するまではゲストの荷物を把握できていませんので、紛失なんてことになっても責任が取れない場合があります。

ゲストと連絡が取れない「処分前提」の放置の場合でも施設しては一定期間は保管しておくのが基本です(通常3ヶ月くらいかな、期間を過ぎると処分されます)
その間は保管のスペースも必要ですし、また処分する際の費用もかかります。

宿屋伊勢ピットの対応

宿屋伊勢ピットでも前項のように基本的にビジネスホテルチェーンなどと同じ対応をしますが、一点だけ違うところがあります。

それは「休館日があること」

休館日は読んで字の如く『施設がお休みということです』スタッフは基本対応できせん。

「処分前提型」であればゲストと連絡が取れないことがほとんどで(ある意味不法投棄だし)、休館であろうがなかろうがほぼ関係ないのですが、問題は「依頼連絡不備型」の場合です。

この場合は以下のいずれかの方法での返却となります。

A・直近営業日発送で返却(送料はゲストさん負担です)
B・諸経費負担の上、宿で直接受け渡し(対応不可の日もあります)

※※Bの場合ですが午前10:30以降、受け渡し時間までの人件費(三重県の最低賃金で計算)
例)15時に受け取りという場合は4.5h×¥1087(2026.6現在の三重県最低賃金)=¥4892をお支払いいただきます。


ここまで説明してきましたが「無断放置」はダメです!

「処分前提」の場合、廃棄物処理法違反という立派な犯罪です。
まぁ、現状は施設側としてはよっぽど処分に困る物以外は被害届を出したりはしないと思うけど・・。

あと「依頼連絡不備」は意味がわかりません。
なぜ滞在契約が過ぎている場所に許可なく荷物を置いて良いと判断してしまうのか・・・

ちなみに客室の総合案内にはサムネで使った下の図の持ち物についての案内も載せています。

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