予約者さんと宿泊者さんが違う件について

約4分

2024年10月はありがたいことに2019年の開業以来、2番目に多いゲストさんに利用いただきました。
(この投稿段階ではまだ10月は数日残っていますが、すでにゲストさん数歴代2位は確定)

宿屋伊勢ピットを利用される90%以上の方は一般的な観光客で、ビジネス利用の方は10%いないくらい。
この10月はなぜかビジネス利用の方が多かったです。

観光利用もビジネス利用も(ルールをきちんと守る方)こちらは歓迎なのですが、ビジネス利用で一つ困ったことがありました。

それは予約する人と実際に宿泊される人が違うということが多い点です。
出張などで会社の上司が予約者で部下が利用者みたいなことだと思いますが・・

このブログを読んで頂けている方はお分かりと思いますが、宿屋伊勢ピットはゲストさんに守っていただくルールが多いです。

伊勢ピットから予約者さんには利用の案内などを送るのですが、予約者さんが宿泊者さんに案内を共有してくれるかは予約者さん次第。宿泊者さんは全く伊勢ピットのことを理解していない状態で訪れることが何件もありました。

ルールを理解していないと、滞在がストレスになりかねない。
また同日に宿泊される方や、宿側も然りです。

以下からはこの件で起きたトラブルをいくつか紹介します。


トラブル①チェックイン時刻を理解されていない

25:00頃に玄関のチャイムを連打(汗)
他のゲストはもちろん、店主の僕もすでに就寝している時間です。
対応したけどさ・・勘弁してくださいって心の中で思いました。

宿屋伊勢ピットのチェックインは16:00-21:00です。
21:00を過ぎる際はおおよその到着時刻を連絡いただければ対応しますが、24:00までに連絡なしの場合はノーショー(連絡のない不泊)として処理します。

もちろん21時を過ぎた段階で予約者さんにはこちらから連絡しますが・・・繋がらない場合はどうしようもないです。

トラブル②喫煙ができないことを知らなかった

チェックイン時に館内は完全禁煙でタバコは庭先でしか吸えないことを伝えると明らかに不機嫌に・・・。
しかもこの日は大雨でタバコ吸いに庭に出るだけでかなり濡れてしまい気の毒でしたがルールはルールです。

予約者さんは宿泊者さんが喫煙者か非喫煙者くらい考えて宿を選んでいただきたいものです。

トラブル③お風呂や洗面所が共有なのを知らなかった

宿泊者さんは女性でした。
館内案内をしているときから”どよーん”とした雰囲気をしていて・・

どうやらビジネスホテルのように客室内で全て滞在が完結できると思っていたようです。

結局、水回り共用が無理だったようで当日キャンセルしてビジホを探すと言って出ていってしまわれました(多分その費用は自腹だな)

宿泊者が女性の場合は水回りの条件などは確認してから予約してあげて!


という感じで予約者と宿泊者違うと、実際に宿泊する方・同日に利用している他のゲスト・宿スタッフそれぞれが快適に滞在できる確率が下がることがこの10月でわかりました。

まぁ予約する方が宿を下調べして宿泊する方に合っているか考慮したり、そこまでできなくても宿側からの連絡や案内を共有してくれれば問題ないのですが、たぶん難しそうです。

そこで実験的に『予約者と宿泊者が違う場合の予約申請をお断りする』ことにしてみます。
※ただし宿泊者さんと伊勢ピットがメールなどの『文書』でコンタクトでき、かつ円滑なやりとりができると判断した場合は可とします。

宿泊施設の価格高騰でビジネス利用では予算等もあると思いますが、伊勢ピットはどんな人にも合う宿ではありません。
宿の情報をご覧いただき、ルールを守って利用いただきたく思う所存です。

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