2023年も上半期が終わり7月も後半に差し掛かる頃になりました。
梅雨が開ければ夏休みもすぐですね。
さて2023年の上半期、伊勢の観光需要はどうだったのか?
そして、それを元に下半期の予測を書いていこうと思います。
まず上半期の伊勢神宮(外宮・内宮合計)の参拝者数は4.019.032人でした。
年始に書いた↓の記事で2023年の年間参拝者数は750-800万人くらいになると予想しましたが、このまま単純に二倍すればほぼ予想通りになります(初詣がないぶん参拝者数は下半期<上半期になります
そして下の表がコロナ前の2019年・昨年2022年・今年2023年の上半期の伊勢神宮の参拝者数です。
年/月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 上半期合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 | 1717 | 730 | 890 | 874 | 1041 | 556 | 5808 |
2022年 | 896 | 304 | 520 | 391 | 563 | 354 | 3028 |
2023年 | 1152 | 626 | 786 | 475 | 600 | 377 | 4016 |
2023年上半期は2019年比で70%。2022年比で120%という感じでした。
2022年より100万人増ですが、コロナ前にはまだまだ遠い。
この数字から僕の結論は、この先観光需要は(ほぼ)このまま推移するです!
以前にも書きましたが、3年に及ぶ自粛生活で旅行や遠出にモチベーションがなくった人が国民の10-15%くらいいて、その人達がグループのリーダー格だとすると15-20%くらいは国内の旅行人口は減る。
だとすると、増えても2019年比で80%くらいが頭打ちだと思います。
なので年間で考えると、この先は遷宮などの特殊な年を除き800万人前後が続く(あくまで国内からの参拝者数)
上記のように国内の参拝者数(国内観光客数)はコロナ前の80%くらいがこの先続くとすると、宿泊者数もおおよそ比例します。
この先はどんな戦略を取るか。
2019年の伊勢市内の宿泊者数が延べ85万人なので、今後は70万人前後で推移すると予測できます。
廃業した宿泊施設などもあると思いますが、何もしなければπの奪い合いになる。
なので、数よりも付加価値をつけて、高単価で利用いただける工夫をしていかないと・・。
もう一つが、海外からの観光客の獲得です。
伊勢志摩はコロナ前から海外からの観光客が少ないエリアでした(伊勢神宮は年間10万人くらいしかきていなかった)
日本で最も有名とも言える神社と「おかげ横丁・おはらいまち」があれば、国内からの観光需要だけで十分潤っていた。
県や市も、海外からの旅行者を積極的に誘致する対策などほぼしてこなかったと思います。
伊勢ピットも、開業当初は国内観光客メインで海外ゲストは”おまけ”的な考えでしたが、23年からは海外向けにも発信をし始めました(GWの失敗などまだあまり実ってはいませんが)
ということで上半期が終わり、もうすぐ年間でも3月と並ぶ一番忙しい(はず)の8月がやってきます。
8月に向けて新しいサービス(間に合うか!?)とそれに付随したキャンペーンもやる予定なのでお楽しみに!
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